素行調査は主に以下の4種類があります。
調査を行う探偵事務所や興信所は、これまで培った経験と実績によって対象者の様々な情報を調べることができます。
素行調査は、結婚前に隠された事実を確認する目的や従業員を採用する前の信用確認、パートナーの怪しい言動が気になるなどの目的で依頼されることが多いです。
浮気調査と同様に調査員が対象者を尾行する行動調査がもっとも定番の調査方法です。
素行調査の依頼を検討している方は、調査対象者に借金や離婚歴、犯罪歴(前科)がないかを調べようとするケースが多いです。
借金の場合は金融機関などが各種審査で活用する信用情報。離婚歴は戸籍謄本で確実な情報を照会できますが、個人情報保護法の取り締まりが強化された昨今は、本人の同意なしで各種機関の情報を照会するのが難しくなりました。
一昔前は役所で委任状を捏造するなどして戸籍謄本や住民票を取得する業者がいましたが、昨今は犯罪要素のある強引な調査を一切しない業者が増えています。
そのため犯罪歴であればインターネットで過去の事件に関する情報が残っていないか調査します。
離婚歴は行動調査をして元配偶者や子供とコンタクトを取る瞬間を確認するなど、調査できる範囲と方法が限られています。
素行調査で調べたい内容によっては、精度の低い調査になってしまうことがあるので注意しましょう。
素行調査でもっとも利用する方が多いのが、不審な行動履歴の調査や嘘をついていないかの確認です。
たとえばパートナーが決まった曜日や時期に残業が多くなる場合、残業と嘘をついて浮気などをしていないか確認します。
子供が塾をサボって遊んでいないか?恋人が不良ではないか?など親が子供を対象に素行調査する需要も高いです。
仕事が終わって職場を出発しているかの確認や塾に通っているかなどは、張り込み調査で対応できるので費用を安く抑えることができます。
休日や仕事終わりに何をしているのか知りたいなど、尾行による行動調査は高額な費用がかかるケースが多いので注意しましょう。
行動調査や張り込み調査費用の相場は、調査員1人あたり1時間5,000~10,000円です。
決まった時間に特定の場所に出入りしているかなど簡単な張り込み調査は1人の調査員で十分ですが、行動調査は調査員2名で行うのが一般的です。
まずは概算費用の確認など、素行調査を扱う探偵事務所や興信所に相談してみるとよいでしょう。
聞き込み調査は対象者の職場や友人など身近な人に話しかけたり電話をかけたりする方法で調査をします。
勤務先で嘘をついている懸念があるシーンでは、顧客や取引先を装って職場に電話をかけて在籍確認します。
密会している相手が浮気相手なのか知りたい場合では、偶然その場にいた通行人を装って道を聞くなど何かしらの理由を付けて話しかける。
そして「素敵な彼女ですね」などと言って探りを入れるなど、調査方法は状況によって様々です。
予算に糸目をつけず徹底的に調査したい場合は、調査員がアルバイトとして職場で働くなど潜入調査を通じて対象者と仲良くなって情報を聞き出すケースもあります。
素行調査は様々な情報を得ることが可能ですが、基本的には原始的な方法で地道に情報収集が行われ、手間や時間によって調査費用が変わります。